The Lost Memories
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13.貴族屋敷の地下(10歳)
ゲームシナリオ
13.貴族屋敷の地下(10歳)
シナリオ - 文字数:8616文字
リーシャ アイリーン まずはこの部屋をしっかりと調べようかね うん、そうだね リーシャ アイリーン うーん、この部屋はもう調べたけど 扉を開ける手掛かりはなさそう…… 困ったねぇ 困った時に見上げる星空も、この地下室にはないよ ふむ、次の部屋への扉はまだ開かないようだし、前の記憶で手がかりを探してみようか うん、そうする リーシャ アイリーン 絵の中が夜になるなんて、不思議なもんだね ここの絵だけじゃなくて、前の記憶の絵も夜になっているのかな あぁ、もしかしたら夜になっているのかもね リーシャ アイリーン わっ、暗い! 窓を開けなきゃ…… ふむ…… ここは、地下室なんじゃないかね? えっ!? ずいぶんとひんやりしているし、窓らしいものは見当たらないからね 本当だ、肌寒いし、石壁しかない…… わたしついに、地下室に閉じ込められちゃった!? わたし何も悪いことしてないよぉぉ 悪いことしてなくても、地下室に閉じ込めそうなのが雇い主だけどね あ、確かに…… そうだ……これは最近の記憶だ! 地下室から逃げ出して、あの森にいたってことなのかね そうなのかも…… それにしても、ずいぶんと冷えるね 夢の中だけど風邪ひいちまいそうだ さっさとここから抜け出したいね うん、そうだね…… でも、リーシャが魔法を使えないとなると、苦労しそうだね あっ、えっとね 見てるから分かるよ さっきの記憶では一度も魔法を使ってないもんね 記憶を取り戻して、魔法を使うのが嫌になっちまったかい? それとも、マナを消費することが怖くなったかい それは…… まぁ、さっきの記憶は魔法なして取り戻せたんだ ここの記憶も魔法なしで取り戻せることを期待しておこうか うん…… リーシャ アイリーン まずはこの部屋をしっかりと調べようかね うん、そうだね リーシャ アイリーン なにか気付いたことがあったら伝えるよ うん、ありがとう リーシャ アイリーン この本は…… はぁ、くだらない本があるねぇ えっ、くだらない本? えっと、本のタイトルは…… 困った時には星を見上げよう 著者、偉大なる占い師「星を見上げる人」…… 馬鹿弟子の本だね アイリーンのお弟子さん! 連絡も寄越さず何してるかと思ったら、こんな本を出版してるなんてね でも、本を出版してるってすごいね! ふん、どうせ誰かに騙されておっきな借金でも作ってるんだろうよ さて、アタシたちは今この地下室で困っているわけだが 星を見上げたら解決するだろうかね 星を見れるなら喜んで見上げるよ…… そうだねぇ リーシャ アイリーン なんだいこれは うーん、これは素晴らしい絵 落書きにしか見えないけどね お勉強が嫌で早く夜になれーって思って落書きしてだんだよね お屋敷は夜の8時になったら消灯だったから 夜がそんなに待ち遠しかったのかい 夜になればお屋敷の人に会わなくていいし、お勉強もしなくていいからね ふん、そうかい リーシャ アイリーン 綺麗な時計の絵だね そうだね 時間は2時……明るそうだから昼間の絵なのかな? ちょうどお昼寝の時間だね 昼寝の時間なんて決まってたのかい ううん、決まってなかった…… リーシャ アイリーン この絵画は見覚えが…… 施設にこんな花があったねぇ そうだ、施設の食堂にあったお花! また元気がなさそう…… あの時は風の魔法で日向に移動させたけど、これは絵だしなぁ ふむ、それに風の魔法がね…… うん……使えなさそう あのね、なんだかとても冷たいの そうだね、この地下室は冷えるねぇ そうじゃなくてぇ! 今まで暖かく感じてたものが、感じれなくなってしまったような…… あぁ、それが精霊を感じれないってことさ ふむ、魔法を使うのは無理そうだね うん…… リーシャ アイリーン あれ、この絵の中も夜になってる 先々代の主人はどこに行ったんだい もうお休みになられてるんじゃないかな…… ふむ、あの時計を夜にしたから、絵の中が全部夜になってるんだねぇ うん、そうみたい リーシャ アイリーン 他の絵も夜になってるか確認しに行こうか うん、そうしてみるね リーシャ アイリーン この扉は開かないや……開けるための仕掛けもないし それは困ったねぇ これまでだったら、この色の枠に数字があったりしたのにね そうだね、これはどうしようもないね 他の場所を調べようか リーシャ アイリーン あっ、数字が現れたよ ふむ、さっきは枠だけだったね 絵画に浮かんだ数字を選べばいいのかな リーシャ アイリーン この絵の中も夜になってる! ふむ、これは探してたものかもしれないね あっ、星空だ! そうだね、星空に数字が浮かんでいるねぇ うん、この廊下にある他の絵も見てみよう リーシャ アイリーン 絵画に数字が浮かんでいたが、額縁の色と同じ色が地下室の扉にあったね そうだ、扉に額縁の色があった でも、あの扉には数字がなかったけどな…… まぁ、絵画を3つ確認したら、地下室に戻ってみようか うん、そうしてみる リーシャ アイリーン えっ、絵の中から時計を取り出せた!? なんだい、大道芸でも始めたのかい? 違うよ、わたしもびっくりしてるもん ふむ、絵の中から文字盤と時計の針が出てくるなんてね リーシャ アイリーン 開いた! うむ、これで次の部屋に進めるね でも、この扉すごく冷たい…… そうだね、この冷気は隣の部屋から来ているようだ どんな部屋なんだろう、行ってみよう! リーシャ アイリーン 私の落書き、絵の中から取り出せるね これで綺麗な絵画に戻ったね まぁ、こっちの絵もいいけど、わたしの落書きが加わった方が芸術的ね そんな事より、絵の中が昼間に戻ったね うーん、わたしの落書きで絵の中の時間を変えられるのね リーシャ アイリーン あっ、私の落書きが絵の中に入っちゃったよ!? ふむ、綺麗な絵画が台無しだね これはこれで芸術的な絵になってるよ なんだか、絵の中が暗くなってない? そうだね、絵の中が夜になったみたいだ 絵の中が夜8時になった? じゃぁ、絵の中の人たちはもう寝る時間だ…… 絵の中の人たちってなんだい リーシャ アイリーン わぁ、穴が開いてる!? ふむ、これは通れないね え、ここから出れないの……? うむ、何か方法がないか、この部屋を調べて見るしかないかもね そうだね それにしてもすごい氷だね これを切り出して、厨房で使っているんだろうね うん、保冷庫の氷はこれだったんだね 寒いから早く手がかりを探そう リーシャ アイリーン この部屋も倉庫のようだね うん、氷と木箱ばっかり 部屋の隅にひとつだけ収納があるね 本当だ、見に行ってみるね リーシャ アイリーン 引き出しに紙が入ってるよ なにか文字が書いてあるね? これは、手紙? check_dad_letter_action ほぉ、誰の手紙なんだい うーん、誰宛てか分からないや…… 文章が途中から始まってるから、手紙の1枚目じゃないのかも なるほどね 何か手がかりになるかもしれない、読んでみよう うんっと……読んで…… はいよ 「貴殿には私の考えは理解できないと思うが、私は後悔したことはないんだ」 「家を捨てて魔女と結婚をしたこと、そして自分の娘が魔女であること。それは素晴らしいことだと考えている」 「娘はまだ幼いが風の魔法の才能に溢れ、本当に将来が楽しみだ」 ふむ…… えっ、これってもしかして リーシャの父親が書いた手紙かもしれないね そういえば旦那様、お父さんと知り合いだったって言ってたよね そうだね、屋敷で仕事を得たのも、リーシャが屋敷に引き取られたのも、その関係性があってのことなんだろう 「魔女の存在はこの国では忌み嫌われているが」……ふむ えっ、どうしたの? 「”夢を紡ぐ人“や”星を見上げる人”のように、密かに人々を魔法で導けるような魔女にいつかなれると信じている」 ふん、夢を紡ぐ人はただの薬師なんだがね…… 「リーシャには無限の可能性があると、私も妻も信じているんだ」 「あの子が魔法を嫌ってしまわないように。魔法に失望してしまわないように」 「過保護かもしれないが、大切に育っていくことに力を貸してほしい」 お父さん…… むむむ…… ど、どうしたの?続きはまだあるね これでおしまいだよ まだ少しあるよ、読んでよっ 「夢を紡ぐ人のお弟子になれるよう、貴殿からの口添えをいただけるとありがたい」 わたしがアイリーンの弟子に!? 嫌だね、アタシはもう弟子は取らないのさ そうなんだ…… はぁ、でも考えてやらんでもない 弟子にしてくれるの!? ……魔法を嫌ってしまってないかい? わたしは…… わたしの魔法に期待されることが辛いなって、取り戻した記憶の気持ちに影響をされちゃってたの 魔法を使うことで、マナが……わたしの命を精霊に捧げてるのも少し怖いなって思った だから魔法を使うのが少しだけ、少しだけ嫌って思っちゃってた…… でもね!でもね! お父さんの言葉がすごく嬉しい…… わたしには無限の可能性があるんだって! なんだか、今なら魔法が使えそうな気がしてきた マナを精霊に捧げてわたしの体調が悪くなっているのも、どうにか解決できると思うの だってわたしには、無限の可能性があるんだからね そうかい…… 魔法が使えそうなら、ここから抜け出す方法があるかもね ここから抜け出して、記憶をすべて取り戻して、それから弟子にしてやるか考えるよ うん、わかった! どんな方法でここから抜け出すの? まずは火の精霊石でこの部屋を温めるのさ 氷を溶かすのね 火の精霊石は厨房から取ってくればいいね でも、火の精霊石だけだとマナを与え続けるのができるかね 高熱になるし、床に置いて熱を与えても部屋全体が温まるだろうか それは確かに…… 暖炉のように熱を持って室内を温められるものがあればいいが…… この部屋にはなさそうだよね そうだねぇ 魔女だったら火の精霊石で部屋を暖める、小さい暖炉を持っているんだがね とりあえず前の部屋に戻ろうか。寒くて仕方ない うん、戻るね リーシャ アイリーン 魔法が使えるようになっているかね うん、今なら使える気がする…… 地下室のお花の絵、風の魔法で動いたりしないかな 絵画の中に魔法を? ふむ、この夢のなかだったら何がおこっても驚きはしないね リーシャ アイリーン 寒い! これは氷だねぇ あっ、地下の氷の貯蔵庫? そうだろね ううう、寒いよぉ…… これは困ったね あっ、でも向こうに扉が見えるよ! ふむ、氷の上は滑るだろうけど、気を付けて進むんだよ うん、行ってみる リーシャ アイリーン あっ、お花が咲いてる! あの時と同じで黄色い鍵が出てきたね 黄色い鍵で開けれる場所ってどこかにあったかな…… どうだったかね とりあえず鍵を拾って、開けれる場所を探しに行こうか うん、そうする リーシャ アイリーン お花がこっちの絵に移動したけど、つぼみのままだ あぁ、絵の中が夜だからかね 絵の中を昼間に戻せるのかな…… リーシャ アイリーン 黄色い鍵、どこで使えるだろ…… 開けてない鍵穴なんてあったかね うーん……このお屋敷の最初の部屋にまだあったかも…… あぁ、使用人の控室かい? そうそう、おおきなクローゼット リーシャ アイリーン 良かった、魔法使えたよ! ふん、父親の言葉がそんなに効果あるとはね 信じてくれる人の言葉は何よりも力になるよ そうだね、とても大事なことだ ねぇ、わたしも『夢を紡ぐ人』みたいな二つ名が欲しいな どうしたんだい突然 『無限の可能性がある子』なんてのはどうだろう 何言ってんだい、子供に無限の可能性があるのは当り前じゃないかい そこらじゅうの子供が無限の可能性がある子だよ えっ、みんなと一緒じゃヤダ そんなことより 絵の中のお花が移動したね まぁ、この夢の中では何が起こっても不思議ではないが そうだね、隣の絵を見てみよう リーシャ アイリーン 絵の中のお花が移動した!? まぁ、この夢の中では何が起こっても不思議ではないが 隣の絵を見てみよう…!! リーシャ アイリーン あっ、このクローゼットってまだ開けてなかったね そうだね、鍵があるから今なら開けれるね うん、調べて見るね リーシャ アイリーン あとは厨房で火の精霊石を回収してから地下室に戻ろう うん、そうする リーシャ アイリーン ほぉ、これはいいものがあるね これなぁに? 簡易的な暖炉だね、魔道具さ 魔道具なんだ! 使用人の魔女が暖を取るために使っていたのかもね お母さんも使っていたのかな きっと使っていただろうね これがあれば地下室を温められるね! あぁ、そうだね リーシャ アイリーン 扉が開いてる さっきの爆発で壊れたんだろうね 勝手に扉が開いてくれて良かったねぇ はぁ…… リーシャ アイリーン 水の精霊石だ ほぉ、これは地下から抜け出すのに使えるかもしれないね うん、持っていこう リーシャ アイリーン なんだか凄い音がしたね はぁ、やりすぎだ馬鹿魔女 ごめんなさい…… ふむ、簡易暖炉の熱も収まったみたいだから隣の部屋を見に戻って見ようか うん、わかった リーシャ アイリーン こ、これは…… やりすぎだよ、逃げ遅れてたら危なかったとこだ 分かってると思うが、魔法はね、使い方を間違えたらダメなんだ 才能ある魔女なら特にね ごめんなさい…… はぁ、今後こういうことを繰り返さないように、アタシが師匠としてしっかりと指導しないとね うん…… えっ、師匠!? わたしを弟子にしてくれるの? こんな馬鹿みたいな魔法を使える魔女を家から追い出したら、世の中に迷惑がかかるからね わたしはやっぱり迷惑なのかな…… 迷惑なくらいすごい魔法の才能だよ、まったく 魔法の使い方を覚えるまでは、アタシの家で暮らしな うん、ありがとう……!! それにしても…… 氷の上を歩いて扉の方へ行く予定だったが、全部溶かしてしまうなんてね はぁ…… うーん、どうやってあっちに渡ろう リーシャ アイリーン うーん、どうやってあっちに渡ろう 水の精霊石があれば魔法で渡れるんだがねぇ お屋敷のどこかに水の精霊石、隠されてないかな…… リーシャ アイリーン 部屋の右奥の氷が多いから、あっちの木箱の上に暖炉を置いて部屋を暖めようかね わかった、やってみるね リーシャ アイリーン ちょっと、やりすぎだよ ふっふふー、これがわたしの魔法の才能よ 馬鹿なこと言ってないで、一旦前の部屋に戻るよ 急ぎな! え、うん!わかった! リーシャ アイリーン ふむ、ここから室内を温めようか うん、全力で精霊石を温めるね いや、マナの使い過ぎは気を付けるんだよ 大丈夫、わたしの魔法をみたらアイリーンは絶対にわたしを弟子にしたくなるから はぁ…… リーシャ アイリーン ふむ、まだ鍵を見つけていないよね ううん、鍵が無くても大丈夫なの どうしてだい? だってこれはね 昨日の記憶なの…… ほぉ、昨日のことなのかい わたしは夫人に地下室に連れていかれて、あの地下室にいたんだけど…… 不思議なことが起こったの 扉までの道を塞いでいたものが勝手に動いたり 自分では開けられないはずの扉の鍵が開いたり あれはもしかして…… ふむ、精霊はまだリーシャの近くにいたのかもしれないね うん、そうなのかも これが、最後の記憶なのかな 開くよ…… リーシャ アイリーン そうだ、このあとわたしはお屋敷から逃げ出して…… あの森で倒れていたってわけかい うん……でもね、なんで倒れていたのかは分からないの ふむ、この直後のことは思い出せてないのかい そうだね…… このあとイーファが、わたしの記憶を消したって事なのかな ふむ、それは本人に聞いたらいいんじゃないかな ending_action01 イーファ! イーファ そうだよ、この後、ボクがキミの記憶を消したのさ どうして記憶を消したのか、その理由を知りたいの…… ちょっといたずらをしただけさ でもこれで全部思い出すことができただろう? もうこれ以上は何もないから、ここに居ても意味がないよ お願いだから、もう目を覚まして…… でもイーファ、あなたは誰なの? もうボクは君と一緒に居ることはできないんだ ボクのことは思い出さないで ending_action02 また居なくなっちゃった あれ?この光って…… さっきの精霊の記憶と同じだね え、イーファ……あの子が精霊ってこと? それは、自分の目で確かめて見な アタシの案内はそろそろここまでだ こんなに長く夢の中に入っていたから、少し疲れちまったよ えぇ、案内はここまでって? ここは危険なことはないだろうし、この先はリーシャだけで夢を見て、それから目覚めるといい アタシは先に起きて、スープでも作って起きるのを待ってるよ うん、わかった…… あぁ、危険なことはないだろうけども、無茶なことはするんじゃないよ 様子がおかしかったら叩き起こすけどね うん、ありがとう ending_action03 よし、精霊さんの記憶、見せてもらうね…… リーシャ アイリーン 外に出れた! ほぉ、ここはあの屋敷の庭だね 屋敷の主人に招かれて来たことがあるよ ご夫人のために用意された紅茶とケーキが美味しそうだった 地上に出て思い出した記憶がそれかい ううん、ちゃんと色々と思い出してるよ えっとね……記憶の箱があるはずだから行ってみよう リーシャ アイリーン ……記憶の箱があるはずだから行ってみよう ふむ あなた、地下室から出てきたのね? 使用人の誰かが地下室から出したのかしら?それはないわよね? あなた、魔法を使ったのかしら? わたしは魔法なんて使えない…… あの地下室から出てくることなんてできないわ 魔法を使ったのでしょう?本当は魔法が使えるのでしょう? わたしは魔法なんて…… 使えないわけないでしょ!あなたは魔女の子なんだから! ちがう、わたしは…… はぁ、魔法を使う所を見ないと認めないみたいね もう一度地下室に連れていきましょう いや……もう、いや! リーシャ 思い出した…… イーファは、ずっと傍にいてくれた、わたしの友達なんだ なんで今まで思い出せなかったんだろう…… もしかして、イーファはこのことを思い出させたくなかったの? イーファはわたしと一緒に居ることができないって言ってたけど…… そんなの嫌だよ…… わたしはまだ、この夢から目覚められないよ! わたしはイーファをもっと知りたい…… わたしはイーファとこの家で暮らしたいのにな…… わたしにはイーファがいるから1人じゃないのに ボクの姿はキミ以外には見えないのは仕方ないよ ……リーシャ、ごめんね なぁに? ボクはこの家を守る精霊なのに、キミの両親を流行病から守ることができなかった…… うーん…… お父さんとお母さんがいなくなっちゃったのはね、すごく悲しい でもね、一緒にいたわたしが病気になってないのが奇跡なんだって大人の人たちが言ってた イーファがわたしを守ってくれたんだよね? ありがとう、イーファはすてきなおともだちだよ! ボクはともだちじゃないよ…… ボクはキミの使い魔なんだ わたしは村の子たちとも遊んだことがないから、イーファだけがともだちなの…… …………。 perspective_theater_scene04_action01 わぁ、イーファがかわいいおんなのこになった! キミの姿を真似て、キミにこう見えるようにしているだけだよ だからこんなにかわいいのか! ……本当に不思議な子だね、キミは ねぇ、イーファはどんな姿にもなれるの? 霊体の見え方を変えているだけなんだけど、この姿を変えることはできるよ じゃぁ、おかあさん…… ……おかあさんが着ていた黒いローブを着ていて欲しいな あぁ、あれか…… perspective_theater_scene04_action02 こうかな? うん、それ! じゃぁこれからはずっとこの姿で……キミの成長に合わせて姿も合わせていこうかな うん、ありがとう! もしわたしが変な髪型になっても、イーファも同じ髪型になってね! う、うん…… お父さんにもお母さんにももう会えないけど、イーファがそばに居てくれるだけで、わたしは寂しくないよ みんなにもイーファが見えて、話すことができればいいのに ボクの姿はキミにしか見えないし、会話をすることもできないよ…… 精霊と話せる人間なんていないんだから やっぱりわたしはすごい魔女…… リーシャはすごい魔女になれる可能性があるのに、あの人間たちは…… わたしは普通の子にはならないから大丈夫だよ わたしは魔法がすきだもん まだ魔法はあまりうまく使えないけど…… あの家にいたころは風の魔法でよく遊んでたけど、ボクと契約をしてからはあまり魔法が使えなくなったね ボクとの契約が中途半端だから、リーシャのマナが不安定になっているのかな…… だいじょうぶ、わたしはすごい魔女だから! そうだよね、まだ小さいからマナが不安定なだけかもしれないし…… ………… どうしたの? ちょっと疲れちゃった うーん、ここに来て以来、体調が優れないよね ここには水の精霊たちがたくさん住んでいるけど、もしかしたらリーシャは相性が良くないのかな? それとも他に原因があるのかな…… しんぱいしてくれて、ありがとう うん…… ボクは君を守ることができているのかな 壁、壊しちゃった…… ここに来てからキミは魔法を使えなくなってたのに…… どうして急にこんな力が イーファの悪口を言われたから…… ボクの悪口? 幽霊と話してるって言われたの 幽霊を追い出すための儀式をしようって言われた…… イーファは幽霊じゃないのに 友達を悪く言われたら、悲しくなるよ ボクのためにしてくれたの? うん、大事な友達だもん イーファを守りたいって思ったらね、魔法が使えたの ボクがリーシャを守る立場なのに…… ううん、イーファがわたしを守ってくれるように、わたしもイーファを守るの でも……このことで、リーシャがここから追い出されてしまうかもしれないよ イーファが一緒に居てくれるなら、どこで暮らしてもきっと大丈夫だよ! 何があっても、わたしのそばにいてね? もちろん、何があってもキミのそばにいるよ