The Lost Memories
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08.シーン05[施療院での生活]
ゲームシナリオ
08.シーン05[施療院での生活]
シナリオ - 文字数:6349文字
リーシャ イーファ ……思い出してしまったんだね うん、でもわたしは大丈夫だよ、イーファ! わたしは記憶を全部取り戻して、夢から覚めるから どうして…… わたしの髪の色はお父さんと同じなの 目の色はお母さんと同じで、しかもわたしはお母さんと同じ魔法が使えるの! この魔法を大切に、わたしは魔女として生きるの! だからお願い、記憶を無くさずにこの夢から覚める方法を教えて? 魔法が使えるの? え? だってキミは…… convo01_action01 待って!行かないで! convo01_action02 …… え、イーファ?あなた、わたしに似てる…… イーファは何者なの?この夢の中の不思議なことはイーファが仕掛けているんでしょ? いったい何のために……? キミは魔女になんてなりたいと思わないで お願いだからすべてを忘れてこの夢から覚めてほしい リーシャ カラスさん イーファ、あの子わたしに似てた! そうだね、前髪の長さ以外は瓜二つだった わたしが魔法を使えることに驚いていたけど… 何かを知っているみたいだったねぇ うん……わたしの記憶について知っているんだと思う…… はやく全部の記憶を取り戻したい まだこの夢の中を探索するしかないようだ で、ここはどこなんだね? ここは…… laoise_turn_left laoise_turn_right さっきの記憶の会話から想像すると、アンタが引き取られた施設なのかね? 家を失くしたり親を亡くした子のために、貴族や商人が子供たちが暮らすために施設を運営していることがよくあるね remember_action そうだ!わたしはここで暮らしてたんだ! わたしみたいな子供たちが暮らせる場所を作ってくれるなんて、優しい大人の人がいてよかったな まぁ、精霊を信仰している貴族とか商人とかは、恵まれない人々へ奉仕することで精霊の加護を授かれると信じているんだよ 精霊の加護?魔法のこと? いや、彼らの言う「精霊の加護」ってのはね、健康だとか長寿だとかってことさ 精霊信仰者ってのは不思議でね、「精霊の加護」って言葉を都合よく使うのに、魔法を使う者に対しては異端扱いをしてくるのさ 魔法は精霊の力を借りたものなのでしょ?精霊信仰の人はなんで魔女を嫌うの? さぁね、自分たちにはない能力だから信用できないんじゃないだろうか うーん、そんなのおかしいよ…… まぁ、ここで暮らしてた頃の記憶を辿っていこうじゃないか そうだね、ここでの暮らしは…… あのね、ここでは子供たちはある程度自分たちのことは自分たちでやる決まりだったの だから、寝室を整えたり、食堂で食事を用意したりしたら何か思い出せるかも ふむ、ここに来たばかりのころはまだ5歳とか6歳とかだろう そうだね、わたしは身体も小さくて体力もなかったから、とにかく大変だったのを思い出したよ…… まぁ、子供たちが1人でも生きていけるための生活力を身に着けさせる事が、この施設の役目なのかもしれないね リーシャ カラスさん ふむ、扉が3つあるね 確か、左側がわたしの寝室だったと思う ほぉ、まずは部屋に入ってみようかね うん、行ってみよう リーシャ カラスさん なにか気付いたことがあったら伝えるよ うん、ありがとう リーシャ カラスさん この扉は鍵がかかっているね 扉に精霊のモチーフがあるね この精霊モチーフにあった色の鍵が必要になるんだろう なるほど 精霊と色の関係は覚えているかい? も、もちろん…… リーシャ カラスさん ここも鍵がかかっている屋 さっきの扉とは違う色の鍵が必要みたいだね 同じ鍵であけば楽なのにな リーシャ カラスさん この扉は鍵穴がないや でも開かなそうだねぇ? うん、他の場所から調べてみよう リーシャ カラスさん よし、このお部屋の整頓はこれおわり なんか引き出しが勝手に開いたみたいだね ホントだ!なんだろう?見てみよう! リーシャ カラスさん 青い鍵だ! ふむ、何の鍵だろうね? 廊下のどこかの扉の鍵だったと思うけど……寝室かな? もう一つ寝室があるのかい? うん、この部屋とは家具の配置が反対になっている部屋があるの! この部屋と反対の配置……? 確か、部屋の家具を対に配置すると精霊様が喜んで運気が上がるとか… なんだいそりゃ、よくわからないことをしてるんだね リーシャ カラスさん 青い鍵で開けれる場所を探してみようか 精霊の色とモチーフの関係性は覚えてるかい? 青い精霊は……水だっけ? リーシャ カラスさん おいおい、ベッドはそっちじゃないよ 前がよく見えないよ リーシャ カラスさん まずはこの部屋を整頓しよう かけ布団を洗濯してたのかね もー、床に置くなんて汚い かけ布団をベッドに戻さないと わたしは緑色のを使いたかったんだけど、他の子が使ってたんだよね 寝る場所も決まっていたのかい? うん、わたしはこの部屋の右のベッドを使ってた! じゃぁ、さっさとベッドを整えてしまおう 重くて1枚づつしか持てないから、順番に整えていくね リーシャ カラスさん 掛け布団は3色か うーん、どの色がどこだったかな そういえば、部屋の前にあった植木が3色だったね 何か関係があるかな? リーシャ カラスさん この部屋の家具の配置を元に戻したいね うん、わたしの寝室だった部屋と反対の配置のはず…… リーシャ カラスさん この引き出しは開かないや 鍵が必要だね うん、鍵を見つけたら戻ってこよう リーシャ カラスさん いま部屋の中から何か音が聞こえた? ふむ、聞こえたね なんだろう?部屋の中を見てみよう リーシャ カラスさん これは、食堂の鍵かな……? これで真ん中の扉を開けれるってことだね うん、おなかすいたから早く食堂に行こう! おいおい、また食べるつもりなのかい…… リーシャ カラスさん えっ、なにこれ!? 部屋がぐちゃぐちゃだねぇ い、一旦廊下に戻ろう! into_room03_action01 どうしよう、わたしの力では家具は動かせないよ 風の魔法でもベッドは動かせないだろねぇ でもね、お部屋の整頓が終わらないと食堂に行ってはいけない決まりだったの おや、こんなところにこんな小箱あったかね? 本当だ!さっきまで何もなかったよね?なんだろうこれ リーシャ カラスさん お部屋が元に戻った! ちゃんとあっちの部屋の対の配置になっているね あれ、また引き出しが勝手に開いているよ リーシャ カラスさん また元気のないお花がある お水をあげたら元気になるかな ふむ、土に水分は足りているみたいだねぇ うーん、じゃぁ何が足りないんだろう? 日光かねぇ?こんな部屋の隅じゃ陽も当たらんだろう 日の当たるところまで持っていけるかな…… どんだけ非力なんだい わたし、パンやスプーンより重たいものは持てないの かけ布団は持っていただろう お布団はふわふわだからギリギリ持てるんだもん! リーシャ カラスさん 持ち上げられないなら、風の魔法で移動させてみたらどうかね リーシャ カラスさん わたしはいつもここに座って食べてたんだけど こんなにテーブルが汚れてる まずはここをきれいにしないとね うん、布巾を持ってこよう リーシャ カラスさん 引き出しをあける鍵が必要だね うーん、どこに鍵あるんだろな…… 食堂をもっとしっかり調べて見ようか うん、鍵を探してみるね リーシャ カラスさん なんでこんなところに布巾があるんだい あ、これはわたしがここの引き出しにしまっていた…… ふん、どうしてなのさ えっとね、この布巾は…… いっぱいある布巾の中でも臭くなかったから、わたし専用にしていたの なるほどねぇ こういうのは、火の精霊石で温めたお湯で煮込んで、しっかりと天日干しすればいいんだよ そうなんだ!ここではあまりお湯を使えなかったよ 精霊石がなければ湯を沸かすのに薪を使うしかないから、なんでも湯を使うなんてできないだろうね うん、お料理と冬の暖炉にしか薪は使えなかったな…… まぁ、貴族でもない限り生活はそんなもんさ そうだよね さぁ、これでテーブルを拭いてからご飯の準備をしよう リーシャ カラスさん ごはんはなんだろうなぁ もうおなかすいちゃって…… 夢の中だからいくら食べたって満腹にはならないさ つまり、夢の中ではいっぱいいっぱい食べても大丈夫ってことだよね…… はぁ、それで記憶が戻るなら好きなだけ食べればいいさ この匂いは……シチューだ! パンって堅いからあまり好きじゃないんだけど、シチューがあればいくらでも食べれるんだぁ まぁ、わからんでもないが まずは布巾でテーブルをきれいに拭いてから、食事の準備をしよう リーシャ カラスさん ふむ、布巾はどこにあるかね そういえば、わたしの寝室にあるかも…… はぁ、なんで寝室に布巾が リーシャ カラスさん あっ、お花が元気になったよ! つぼみの中から鍵が出てきたねぇ つぼみの中に鍵が隠されてるなんて、イーファのいじわるに決まってる どうして記憶を取り戻すのを妨害するんだろねぇ 記憶を全部思い出せたら、夢から覚める前にイーファにお説教しないとね リーシャ まずはテーブルをきれいに拭こう リーシャ カラスさん テーブルを拭いたけど汚れが落ちないよぉ もう、こんな落書きしちゃダメだよ ふむ、これはなんかの手がかりなのではないかい やっぱり仕掛けを解かないとご飯も食べれないの ご飯を食べることが目的になってないかい? も、もちろん、記憶を取り戻すためにごはんを食べるのだよ 手がかりだとしても、テーブルを汚すなんてイーファは悪い子だよ いや、問題はそこではないと思うが…… リーシャ カラスさん さぁ、パンとシチューを用意しよう 夢で食べても空腹は満たされないのだがね…… リーシャ カラスさん さっきの紙に6158って書いてあったよね そうだねぇ あれ、6が無いよね ここじゃないのかな リーシャ カラスさん この扉、ひび割れてるね そうだね、上にふたつ、下にひとつひび割れがある リーシャ カラスさん 上の棚は開かないや 紐を切らないとあけられないだろね リーシャ カラスさん パンだ! ふむ、見るからに堅そうなパンだね すっごい堅いよ、パンだもん いや、堅くないパンもあるんだが え、堅くないパンなんてあるわけないよ そうか……まぁいつか出会えるといいね リーシャ カラスさん パンを見つけたから、次はシチューだね リーシャ カラスさん 開いた! 中には……調味料かい? そうだね、調味料の置き場はここじゃないから戻しておかないと次にお料理する人が困っちゃう 調味料はどこに置いてあったのさ? んとね、壁際の細い作業台に調味料を置く場所があるよ リーシャ カラスさん 調味料を元あった場所に戻そうか リーシャ カラスさん また何か書いてある 数字だね 6、1、5、8?? ふふん、数字で何かを開けるだけなら簡単だね ふむ、簡単に開けばいいがね リーシャ カラスさん 開いた! これは、ハサミが置いてあるね そうそう、この食堂の調味料置き場にはね、中からハサミが出てくる仕掛けが…… あるわけないよ! あの子の仕業だろうね もう、この夢の中にはあとどれくらい仕掛けがあるの…… リーシャ カラスさん うーん、調味料の並び順があったはず…… ふむ、5つの背の高さが違う調味料 どんな並び順だったかなぁ リーシャ カラスさん よいしょ この足場はなんだい えっとね、わたしも含めて小さい子が何人もいたから、調理場ではこの台を使っていたの ふぅん、料理するのもやっていたのかい? ううん、料理をするのは年上の何人かだけだったなぁ 配膳だけは、みんなでやっていたの なるほどね、家の手伝いみたいなものか うーん、おいしそうなシチュー! 温める必要もないみたいだね お皿はあるけど、レードルが見当たらないや…… じゃぁシチューは諦めてパンだけ食べるしかないね やだ、シチューがなかったらパンは堅くて食べれないもん リーシャ お皿はあるけど、レードルが見当たらないや…… リーシャ カラスさん レードルが見当たらないや…… ふむ、この調理場にはなさそうだね リーシャ カラスさん 美味しかった! いつもはこれを何人分も用意してここで食べていたのかい? あ、えっと…… わたしは、いつも1人でご飯を食べていたかな finished_eating_action01 わっ、また鍵が出てきたよ これはあの箱を開ける鍵だろうねぇ なんでわたしが1人でご飯を食べていたことを思い出した時に、この鍵が出てくるのよぉ まぁ、そういう記憶なんだろうね うーん、それでもわたしの大事な記憶、この頃の記憶もしっかりと取り戻さないと…… さて、箱にはどんな記憶が隠されているだろね リーシャ カラスさん ふむ、あの箱を開けに行こうか きっとわたしが1人でご飯を食べている記憶なんだ…… リーシャ カラスさん ハサミがあったからレードルを取れたね! 母親の奇抜な行動が役に立ったね うん、お母さんのおかげでシチューを食べれるよ 食堂に戻ってご飯を食べよう リーシャ カラスさん うーん、おいしそうなシチュー! あまり具は入ってなさそうだがね おいもが入ってるから十分だもん よし、テーブルに行ってパンとシチューを食べよう! リーシャ カラスさん よーし、食べるよ! はいはい、召し上がれ リーシャ カラスさん ここに箱もキラキラしてない そうだねぇ でもわたしは大丈夫! どんな記憶でも、わたしは思い出したい そうかい、じゃぁ鍵を探さないとね うん! リーシャさん、最近の体調はいかがですか? 元気…… そうですか。ここでお友達はできましたか? お友達、ここにいる それは……ねこのぬいぐるみでしょう? はぁ、その子はぬいぐるみが友達だなんて言ってるのか ……ううん、ここにお友達がいるの ぬいぐるみが喋るわけないだろう お友達といつもお話ししてるよ これだから魔女の子なんて預かりたくなかったんだ…… 頼むからここでは普通の子でいてくれないかな? 普通の子でいられないなら、ここで預かっておくことはできなくなるからな 本当にいつもいっぱい話しているよ……昨日の夜もね、遅くまでいっぱい話したの でもリーシャさん、夜はいつも一番最初に寝てるわよね? 夢と現実の区別がついていないのかもしれないな 本当なんだよ……? お姉さん、わたしを信じて リーシャ カラスさん そうだ、料理が上手なお姉さんも、わたしのお友達のことを信じてくれなかった…… ずいぶんと嫌な人たちと暮らしていたみたいだね うん、魔女の子ってだけでみんなわたしに優しくなかったよ まぁ、魔女って印象だけで、中身を知ろうともしてもらえなくなるからね わたしが魔女の子じゃなくて普通の女の子だったら、こんな思いはしなくて済んだのかな… はぁ?普通ってなんだい? え、普通って……なんだろう? 商人の子に生まれるのは普通かい?普通じゃないかい?農民の子に生まれるのは普通かい?普通じゃないかい? えっと… 料理をできるのは普通かい?歌を上手に歌えるのは普通かい? 普通か普通じゃないかなんて曖昧な物差しで測ることは、バカバカしいのさ だから、そんなこと言われても気にする必要はないさ そうかもね……ありがとう カラスさんって優しいね、アイリーンみたい ふん、そうかい まぁ、これくらいの年の子供なら、魔女の子じゃなくてもぬいぐるみとおしゃべりだってするだろうさ それは、うーん… どうしたんだい? この時によくお話をしていたお友達がいたのは本当なの。だけど、それがどんな子だったのかは思い出せない… ぬいぐるみが友達なんじゃないのかい? ううん、同い年くらいの女の子だった気がする…… うーん、大切なことなのに、なんでかそのことだけ靄が掛かったみたいに思い出せない…… 夢の中だけの友達ってことはないのかい? それはない……気がする 記憶を取り戻していっても、曖昧な部分がまだあるんだね そうなの!記憶は取り戻せてるんだけど、なにかすごく大切なことを思い出せていないような…… ふぅん、それはなんなんだろね、気になるね でも、このまま記憶を取り戻していけば、きっと分かるよね このまま先に進もう! リーシャ カラスさん さっきの廊下の先にまだ開けてない扉があったね そうだね、行ってみるね